急性虫垂炎,盲腸 妊婦の盲腸に起こる急性虫垂炎TOP > メニュー > 急性虫垂炎を引き起こす盲腸の先端の存在

急性虫垂炎を引き起こす盲腸の先端の存在について

盲腸の先端についている虫垂という臓器は、急性虫垂炎を引き起こす厄介な臓器です。
急性虫垂炎になると、盲腸と一緒に虫垂も切除して治療することが多いです。
盲腸と虫垂は、だいぶ昔には、ヒトの体に必要であったけれど、今は必要なくなって退化したものだと考えられているためです。
実際、手術で摘出しても、ほとんどの人が、日常生活に支障を来すことはないと思います。

虫垂は、盲腸から細かく枝分かれしたものです。
草食動物にとって虫垂は、食べ物の消化に欠かせない臓器です。
一方、ヒトの虫垂は、善玉菌を生産し、腸を保護する働きがあったとも言われています。
しかし、年月とともに食糧事情が良くなり、善玉菌を生産し貯めておく必要がなくなりました。

ところが、最近の研究では、役に立たない臓器という考えが払拭されつつあります。
胎児から11歳ごろまでの成長期の体において、成長に欠かせない免疫細胞を作りだしているとの見方があるためです。
科学的立証はされていませんが、扁桃腺のように虫垂にはリンパ小節が沢山存在していて、リンパ組織として免疫機能に関わっているのではないかという説です。

現段階では、虫垂の明確な存在理由はわかりません。
しかし、以前は、なんの役割もないと言われていた虫垂が、時代の変化に伴い役割があると考えが変化してきています。
現在は、急性虫垂炎の治療の原則は、摘出手術ですが、医療技術や薬品の開発技術の進歩で、手術での治療でなくても虫垂炎を治療できるようになってきました。
まったく無駄という臓器ではなさそうなので、虫垂炎は早期に発見して、なるべく摘出しない方法で治療するのが良いかもしれません。

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