急性虫垂炎,盲腸 妊婦の盲腸に起こる急性虫垂炎TOP > メニュー > 高齢者の急性虫垂炎(盲腸)の特徴

高齢者の急性虫垂炎(盲腸)の特徴について

一般に盲腸と呼ばれる急性虫垂炎は、子供から高齢者まで年齢を問わず発症する病気です。
急性虫垂炎の発症のピークは10代から20代です。
乳幼児や高齢者に、急性虫垂炎が発症するのは極めて稀です。

しかし、高齢者の場合、虫垂炎にかかると重症化するという特徴があります。
通常、盲腸に炎症を起こすと、腹痛や発熱などの典型的な自覚症状が現れます。
また、血液検査で、白血球数や炎症反応の数値を調べれば、虫垂炎の診断が付きやすくなります。

ところが、高齢者は、外的・内的刺激によって身体に生じた変化に反応する感覚が低下しています。
通常の炎症では、白血球数が顕著に上昇しますが、高齢者の場合、それほど上昇しません。
さらに、発熱に関しても、虫垂炎の場合、37度から38度の体温に上昇しますが、37度以下のということもあります。
高齢者は、盲腸の炎症によって起きている諸症状に対する反応が低いのです。

このように症状の現れ方が軽微なため、腸が壊死して穴が開く腹膜炎になっても気がつかない方もいるようです。
しかし、発見が遅れると、腹膜炎はもちろん、腸閉塞などの重篤な病気にもなります。
そのため、急性虫垂炎による緊急手術を行う割合も少なくありません。

高齢者の虫垂炎は、典型的な自覚症状の訴えがないこと、また、検査でも判断が難しいという特徴があります。
高齢者の方が、体調の異変を少しでも訴えたら、症状が軽く見えても医療機関を受診する必要があります。
この点から、周りにいる家族の役目はとても大切です。

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