急性虫垂炎,盲腸 妊婦の盲腸に起こる急性虫垂炎

平均年齢26歳くらいで、妊娠中期に入った頃に盲腸に炎症を起こし急性虫垂炎になる妊婦さんがいるようです。
妊娠中に急性虫垂炎になる確率は、妊娠していない時と同じ確率で発症します。
ただ、妊婦さんの急性虫垂炎の判断は、難しいという面があります。

虫垂炎の初期症状は、胃のあたりの腹痛から始まり、吐き気や嘔吐、微熱が続くなどです。
しかし、妊娠中は、吐き気や嘔吐、微熱やだるさなどがある人もいます。
そのため、虫垂炎と妊娠による諸症状と区別をするのが難しいのです。

胎児が大きくなると盲腸が腹の上部に押し上げられ、通常の盲腸の位置と違い、痛みの部位が分かり難くなります。
体に炎症が起きている場合、血液検査で白血球の数を調べれば増加しているので判断の参考になるのですが、妊娠すると生理的に白血球が増加するので血液検査での判断も難しくなります。

しかし、妊娠中の虫垂炎は、腹膜炎を起こしやすく、さらに母体の死亡率は5%に達するほどのリスクがあります。
加えて、早産や流産などの悪影響を胎児に及ぼすこともあります。
妊娠中の虫垂炎は、早期に発見することが重要です。

虫垂炎と診断された場合、妊婦さんに使える抗生物質は限られています。
加えて、妊娠中は虫垂炎が重症化する傾向があります。
そのため、妊婦さんが虫垂炎になった場合の治療は、ほとんどが手術です。

妊娠中に右下腹部痛や、吐き気・嘔吐・便秘・下痢に加えて子宮収縮とは異なる右上腹部の痛みが続く場合は、迷わず医師に診てもらってください。
手遅れになると、重大なことになってしまいます。
しかし、発見が早く適切に治療を受ければ、その後の経過は良好のようです。

 


 
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